静的サイト移行センター

WordPress・PHPサイトから静的サイトへ

Jamstack構成でのコーポレートサイトリニューアル

コーポレートサイトのリニューアルをお考えの方へ、Jamstack構成で作り直すときの進め方と費用の考え方をまとめました。民間の比較サイトは、写真の入れ替えなど簡易なリニューアルを30万〜100万円程度、デザインや機能を全面的に作り直すリニューアルを500万〜1,000万円程度としています(税込・税抜の記載なし)。金額を動かすのは、ページ数、デザインを作り直す範囲、残す機能です。Jamstackにすると公開サーバーからPHPとデータベースがなくなる代わりに、古いURLを新しいURLへ引き継ぐ設計が欠かせなくなります。

ご相談の際は、今のサイトのURL、ページ数、リニューアルで変えたいことと時期をお知らせください。ページ数がわからなければ、URLだけでもかまいません。

ノートパソコンの横に置いたサイトマップの下書きを、ペンで指しながら打ち合わせをしている様子

Jamstackでリニューアルするという選び方

Jamstackが何かはトップページで説明しています。ここでは、リニューアルの機会にJamstackへ移すと何が一度に片づくかを整理します。

印刷したサイトのページ一覧の紙に、ペンで線を引いて新旧のページを結んでいる手元

MENU 01

デザインの刷新と仕組みの入れ替えを一度に

リニューアルでは、ページの構成を見直し、デザインを作り直し、原稿と写真を入れ替えます。Jamstackへの移行でも、ページの一覧づくり、URLの整理、テンプレートの作り直しが必要です。作業の多くが重なるため、別々の時期に行うより、設計とURLの整理が一度で済みます。

反対に、デザインを変えずに仕組みだけを移したい場合は、WordPressの静的サイト化のほうが話が早いこともあります。

更新の仕組みを選び直す

今のWordPressの管理画面を、そのまま使い続ける必要はありません。お知らせやブログを社内で更新するならヘッドレスCMSを入れ、更新が年に数回なら開発会社へ修正を頼む形にします。製品の選び方はヘッドレスCMSの導入をご覧ください。

保守の中身も変わる

公開サーバーにWordPressを置かなくなるので、本体とプラグインの毎月の更新がいらなくなります。何が残り、毎月の支払いがどう変わるかはWordPress保守費用の見直しにまとめています。

チェック欄の並んだ確認シートにペンで記入しようとしている手元

静的サイト移行をご検討の方へ

  • PHP 8.1以前はサポート終了、8.2も2026年12月31日まで
  • 移す機能を「静的にする・外部サービスに置き換える・やめる」に分けて決めます
  • URLの一覧を作り、301リダイレクトで検索順位の引き継ぎに備えます
  • 見積もりで範囲と金額を確かめてから、依頼するかを決められます
  • 提携先の開発会社の名前は、決まり次第このサイトに掲載します

リニューアルの進め方とURLの引き継ぎ

リニューアルで検索からの流入を保つための作業の中心は、URLの引き継ぎです。Google検索セントラルの「URLの変更を伴うサイト移転」の手順に沿って、リニューアルで行うことを並べます。

  1. 1

    今のサイトのURLを全部書き出す

    まず、今公開しているページのURLを一覧にします。XMLサイトマップ、アクセス解析、Search Consoleで、よく見られているURLから拾います。WordPressでは、記事のほかにカテゴリ、タグ、投稿者、日付ごとの一覧ページも自動で作られています。見落としやすいので、リストに入れるかどうかを一つずつ決めます。PDFなどの資料ファイルのURLも、外から直接リンクされていることがあります。

  2. 2

    新旧URLの対応表を作る

    一覧の各URLに、次の四つのどれかを書き込みます。

    • そのまま残す:新しいサイトでも同じURLで公開します。
    • URLを変える:新しいURLを書き、301リダイレクトの対象にします。
    • ほかのページにまとめる:内容を一つのページへ統合したときは、元の複数のURLを統合先へ転送できます。
    • なくす:内容に近いページがなければ、無理に転送しません。

    Googleは、たくさんの古いURLを関係の薄い一つのページ、たとえばトップページへまとめて転送しないよう勧めています。そうした転送は「ソフト404」とみなされることがあります。

  3. 3

    301リダイレクトを設定する

    変えるURLには、古いURLから新しいURLへの恒久的な転送(301か308)を、サーバー側で設定します。転送が何段も続く「チェーン」は避け、古いURLから最終の転送先へ直接つなぎます。

    静的サイトの配信先では、レンタルサーバーの.htaccessは使えません。たとえばCloudflareのWorkersでは、_redirectsというファイルに転送のルールを書きます。1つのファイルで書けるのは静的な転送2,000件と動的な転送100件までで、1行は1,000文字までです。記事の多いサイトでは、URLの形をそろえて規則でまとめて転送できるかを、対応表の段階で考えておきます。

  4. 4

    公開前に確かめる

    確認用のURLで作っている間に付けたnoindexやrobots.txtのブロックを外します。正規URL(canonical)が新しいURLを指しているか、サイト内のリンクが古いURLのままになっていないか、フォームが届くかを確かめます。

  5. 5

    公開後に確かめる

    新しいサイトマップをSearch Consoleに送り、対応表のURLを順に開いて転送を確かめます。Googleによると、小〜中規模のサイトでは大半のページの移転が反映されるまでに数週間かかり、その間は掲載順位が一時的に動くことがあります。リダイレクトは、一般的に1年以上残すよう勧められています。ドメインを変える場合だけ、Search Consoleのアドレス変更も使います。

Jamstackにしないほうがよい場合

見た目だけを変えたい

デザインを新しくしたいだけで、更新の仕組みや保守費に不満がないなら、WordPressのテーマを作り直すほうが作業は少なく済みます。その代わり、本体とプラグインの更新は今後も続きます。

編集の流れをCMSに大きく頼っている

多くの編集者が記事を書き、承認を回し、予約公開している場合、CMSを替えると社内の手順まで作り直すことになります。ヘッドレスCMSで同じ流れを組めるかを、移行の前に担当者と試してください。

公開後のサイトを見る人がいない

静的サイトにも、ビルドの仕組みや配信先のアカウントがあります。社内に窓口となる人がいない場合は、公開後の修正や更新を誰に、どう頼むかを、作る前に決めておく必要があります。

開発会社を選ぶときに聞いておきたいこと

見積もりを比べるときは、金額だけでなく、次の点を開発会社に確かめてください。

  • 新旧URLの対応表と301リダイレクトの設定は、見積もりに入っていますか。
  • お知らせやブログの記事は、何件まで、どの方法で移しますか。
  • 使うCMSは何で、記事のデータを書き出して別のCMSへ移せますか。
  • 納品のあと、ソースコード、配信先、CMS、ドメインのアカウントは誰の名義になりますか。
  • 配信先やCMSの月額は、誰がいくら払いますか。
  • 公開前に、確認用のURLで見た目、フォーム、更新の操作を試せますか。
  • 公開後の修正は、どう頼み、いくらかかりますか。

CMSの製品にはサービスを終えるものもあります(ヘッドレスCMSの導入を参照)。データを書き出せるかどうかは、料金と同じくらい大事な確認項目です。製品ごとの違いはヘッドレスCMSの導入で比べています。

よくある質問

コーポレートサイトのリニューアル費用は、どのくらいが相場ですか?
民間の比較サイトでは、写真の入れ替えなど簡易なリニューアルで30万〜100万円程度、デザインの全面刷新や高度な機能の追加で500万〜1,000万円程度とされています。税込か税抜かの記載はないため、見積書の税込総額で確かめてください。
Jamstackでリニューアルすると、検索順位は下がりませんか?
移転の間は順位が一時的に動くことがあると、Google自身が説明しています。影響を抑えるには、全ページの新旧URLの対応表を作り、変えるURLには301リダイレクトを設定し、転送先を関係の近いページにすることです。転送は1年以上残すよう勧められています。
静的サイトでは、301リダイレクトをどこに設定するのですか?
PHPの動くサーバーのように.htaccessは使えないため、配信先の仕組みで設定します。たとえばCloudflareのWorkersでは、_redirectsというファイルに転送のルールを書きます。1つのファイルに書ける数には上限があり、静的な転送2,000件と動的な転送100件までです。
ドメインは変えずに、URLの形だけ変えることはできますか?
できます。同じドメインの中でURLの形を変える場合も、古いURLから新しいURLへの301リダイレクトを1件ずつ設定します。Search Consoleのアドレス変更ツールはドメインを移すときだけ使うもので、同じドメインの中でURLを変えるときには使いません。
WordPressのまま、デザインだけ新しくするほうがよい場合もありますか?
あります。見た目を変えたいだけで、記事の編集者が多く、今の承認の流れや機能を変えたくない場合は、WordPressのテーマを作り直すほうが手間は少なく済みます。その場合は、本体とプラグインの更新と保守費は今後も続きます。

CONTACT

静的サイト移行のご相談はこちら

フォームからご相談いただけます。

静的サイト移行のご相談・お見積もり依頼

ご入力いただいた情報は、お問い合わせへの回答とお見積もりのご連絡にのみ利用します。 詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。