Jamstackでリニューアルするという選び方
Jamstackが何かはトップページで説明しています。ここでは、リニューアルの機会にJamstackへ移すと何が一度に片づくかを整理します。

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デザインの刷新と仕組みの入れ替えを一度に
リニューアルでは、ページの構成を見直し、デザインを作り直し、原稿と写真を入れ替えます。Jamstackへの移行でも、ページの一覧づくり、URLの整理、テンプレートの作り直しが必要です。作業の多くが重なるため、別々の時期に行うより、設計とURLの整理が一度で済みます。
反対に、デザインを変えずに仕組みだけを移したい場合は、WordPressの静的サイト化のほうが話が早いこともあります。
更新の仕組みを選び直す
今のWordPressの管理画面を、そのまま使い続ける必要はありません。お知らせやブログを社内で更新するならヘッドレスCMSを入れ、更新が年に数回なら開発会社へ修正を頼む形にします。製品の選び方はヘッドレスCMSの導入をご覧ください。
保守の中身も変わる
公開サーバーにWordPressを置かなくなるので、本体とプラグインの毎月の更新がいらなくなります。何が残り、毎月の支払いがどう変わるかはWordPress保守費用の見直しにまとめています。

静的サイト移行をご検討の方へ
- PHP 8.1以前はサポート終了、8.2も2026年12月31日まで
- 移す機能を「静的にする・外部サービスに置き換える・やめる」に分けて決めます
- URLの一覧を作り、301リダイレクトで検索順位の引き継ぎに備えます
- 見積もりで範囲と金額を確かめてから、依頼するかを決められます
- 提携先の開発会社の名前は、決まり次第このサイトに掲載します
リニューアルの進め方とURLの引き継ぎ
リニューアルで検索からの流入を保つための作業の中心は、URLの引き継ぎです。Google検索セントラルの「URLの変更を伴うサイト移転」の手順に沿って、リニューアルで行うことを並べます。
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今のサイトのURLを全部書き出す
まず、今公開しているページのURLを一覧にします。XMLサイトマップ、アクセス解析、Search Consoleで、よく見られているURLから拾います。WordPressでは、記事のほかにカテゴリ、タグ、投稿者、日付ごとの一覧ページも自動で作られています。見落としやすいので、リストに入れるかどうかを一つずつ決めます。PDFなどの資料ファイルのURLも、外から直接リンクされていることがあります。
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新旧URLの対応表を作る
一覧の各URLに、次の四つのどれかを書き込みます。
- そのまま残す:新しいサイトでも同じURLで公開します。
- URLを変える:新しいURLを書き、301リダイレクトの対象にします。
- ほかのページにまとめる:内容を一つのページへ統合したときは、元の複数のURLを統合先へ転送できます。
- なくす:内容に近いページがなければ、無理に転送しません。
Googleは、たくさんの古いURLを関係の薄い一つのページ、たとえばトップページへまとめて転送しないよう勧めています。そうした転送は「ソフト404」とみなされることがあります。
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301リダイレクトを設定する
変えるURLには、古いURLから新しいURLへの恒久的な転送(301か308)を、サーバー側で設定します。転送が何段も続く「チェーン」は避け、古いURLから最終の転送先へ直接つなぎます。
静的サイトの配信先では、レンタルサーバーの.htaccessは使えません。たとえばCloudflareのWorkersでは、_redirectsというファイルに転送のルールを書きます。1つのファイルで書けるのは静的な転送2,000件と動的な転送100件までで、1行は1,000文字までです。記事の多いサイトでは、URLの形をそろえて規則でまとめて転送できるかを、対応表の段階で考えておきます。
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公開前に確かめる
確認用のURLで作っている間に付けたnoindexやrobots.txtのブロックを外します。正規URL(canonical)が新しいURLを指しているか、サイト内のリンクが古いURLのままになっていないか、フォームが届くかを確かめます。
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公開後に確かめる
新しいサイトマップをSearch Consoleに送り、対応表のURLを順に開いて転送を確かめます。Googleによると、小〜中規模のサイトでは大半のページの移転が反映されるまでに数週間かかり、その間は掲載順位が一時的に動くことがあります。リダイレクトは、一般的に1年以上残すよう勧められています。ドメインを変える場合だけ、Search Consoleのアドレス変更も使います。
Jamstackにしないほうがよい場合
見た目だけを変えたい
デザインを新しくしたいだけで、更新の仕組みや保守費に不満がないなら、WordPressのテーマを作り直すほうが作業は少なく済みます。その代わり、本体とプラグインの更新は今後も続きます。
編集の流れをCMSに大きく頼っている
多くの編集者が記事を書き、承認を回し、予約公開している場合、CMSを替えると社内の手順まで作り直すことになります。ヘッドレスCMSで同じ流れを組めるかを、移行の前に担当者と試してください。
公開後のサイトを見る人がいない
静的サイトにも、ビルドの仕組みや配信先のアカウントがあります。社内に窓口となる人がいない場合は、公開後の修正や更新を誰に、どう頼むかを、作る前に決めておく必要があります。
開発会社を選ぶときに聞いておきたいこと
見積もりを比べるときは、金額だけでなく、次の点を開発会社に確かめてください。
- 新旧URLの対応表と301リダイレクトの設定は、見積もりに入っていますか。
- お知らせやブログの記事は、何件まで、どの方法で移しますか。
- 使うCMSは何で、記事のデータを書き出して別のCMSへ移せますか。
- 納品のあと、ソースコード、配信先、CMS、ドメインのアカウントは誰の名義になりますか。
- 配信先やCMSの月額は、誰がいくら払いますか。
- 公開前に、確認用のURLで見た目、フォーム、更新の操作を試せますか。
- 公開後の修正は、どう頼み、いくらかかりますか。
CMSの製品にはサービスを終えるものもあります(ヘッドレスCMSの導入を参照)。データを書き出せるかどうかは、料金と同じくらい大事な確認項目です。製品ごとの違いはヘッドレスCMSの導入で比べています。
